「寂しい」それだけが、ずっと言えなかった。【わたちゅープロローグ#6】

わたちゅーご感想

私は、お父さんに、愛されてる。

それは、分かってる。

それなのに。

どうして、こんなに、遠いんだろう。

​・┈┈┈┈┈┈┈┈ ・

愛の翻訳家
人生を愛の物語にするカウンセラー 愛野ひとです。



今回は、8/22に開催するわたちゅー
プレグループセッション第2弾。

*プレグループセッションは、
フォーカスパーソンのテーマを深掘りしながら、わたちゅー当日にどんなワークをするかを決めていく時間です。
そこで生まれた心の変化や愛の物語を、『わたちゅープロローグ』としてお届けしていきます。


▼第1弾はこちら

 

今回は、

「愛されているはずなのに、なぜか遠い。」

そんな父との距離から、
本当のつながり方を見つけていく。

 

今回は、いつもの物語ではなく、
実際のセッションで交わされた対話の一部を、そのままの流れで綴ってみました。

まるで、一緒にセッションを受けているような感覚で、
ぜひ読んでみてください。

 

・┈┈┈┈┈┈┈┈ ・

Aさんが、お父さんとの関係を、話し始める。


A
:お父さんに愛されているのは、分かっています。すごく大事にされてきたと思います。

でも……。距離は、遠いんです。

 

愛野ひと:その、遠くから見守ってくれている愛が、Aさんにとって理想なのかな?

 

A:……そうなのかもしれません。

私、干渉されるのが苦手なので、それくらいの距離がいいと思ってました。

 

愛野ひと:……じゃあ、その距離で、満たされてる?

 

A:……分からないです。

でも、お母さんが近すぎたから……。お母さんみたいな距離は嫌なんです。

 

愛野ひと:もしかしたらね…

Aさんは、近すぎるか、遠すぎるかしか経験していないから、ちょうどいい距離感を知らないのかもしれないよね。

 

A:………………。

今、ものすごい太い矢が刺さりました。痛いです……笑

 

┈┈┈┈ 

Aさんのお父さんは、
基本的には穏やかで優しい人。

怒鳴るような人でもない。

でも。

子どものわがままとか、
自分の親の介護のことで、
我慢の限界を超えて、
感情が溢れてしまったとき。

怒鳴ったり。

手が出たり。

そんな姿を見たことがあった。

┈┈┈┈ 

愛野ひと:本当のお父さんを見たら、どうなっちゃう気がするの?

A:……優しいお父さんの皮がなくなったら、お父さんじゃなくなっちゃう気がします。

┈┈┈┈ 

だから、近づいて、”優しいお父さん”以外の顔を、見てしまうのが、怖い。だから、遠いままでいい。

だけど、たまに、見えてしまう、お父さんの感情的な姿。

そんなお父さんの激しい姿に対しては、「怖い、と思ったことはない」とAさん。

代わりに、出てきた言葉は、「かわいそう」だった。

┈┈┈┈ 

愛野ひと:お父さんのこと、なんで、かわいそうって思ったんだろう?

 

A:お母さんが強かったから……お父さん、本当はもっと強い人なのに、出せないで我慢してるように見えて。かわいそう、って思ってました。

なんか……私、お父さんの救いなんだって思ってました。唯一の娘だったから、私がいることで、お父さんは救われてるんだって。だから、助けてあげなきゃ、って。



ここで、Aさんが、ハッとした。

 

A:私、男性に対しても同じことしてるかもしれません。男性って、かわいそうって思ってるかもしれないです。助けてあげなきゃ、救ってあげなきゃって…………

 

愛野ひと:そうなるとさ、Aさんの周りには、いつも、弱くて助けてあげたい男性がいっぱい現れてくるよね。

 

A:ほんとに、そうなんです…………。

 

愛野ひと:ここまで話してきてさ、お父さんへの感情、「かわいそう」以外に、出てきた?

 

A:出てきてないです…………え、怖い。本当に、かわいそうしかないです。笑

 

愛野ひと:そりゃ、かわいそうで助けてあげたくなる男しか、好きになれないわけよね。笑

┈┈┈┈ 

大好きなお父さんに向けていた感情が、
「かわいそう」だったなら、
「かわいそう」と思うことが、愛になってしまうから。

┈┈┈┈ 

愛野ひと:お父さんに近づきたいって、思ったことはないの?

 

A:……近づきたいはずなんですけど。でも、別に今のままでいいじゃんって思ってました。不都合が、ないし……。

 

愛野ひとじゃあ、もう一度聞きますね。え、もう一度聞きますけれども。
ここまで色々話してきたけれども、不都合はなさそう?本当に?(笑)

 
Aあの、恋愛などを見るともう不都合しかないんです、けれども(笑)なんか、他の現実で考えると、ないじゃん、ってなるんですよね。恋愛は、不都合しかないですね。

 

愛野ひと…………なんかね、そもそもね、これは私の感覚なんだけど、その「不都合がない」という言葉こそが、なんか引っかかってて。不都合がないって、全然満足はしてないんじゃないかな? って思うのよ。
 
 
A普通に考えたら、愛情の関係で、不都合がないってちょっとおかしいですよね。笑
 
愛野ひと:そうなんだよ、なんかさ、不都合がないってね、なんかすごいこう、事務的な人間関係じゃん。
やっぱ、そこ、感情を、だいぶ動かないようにしている気がしていて。Aさんの中で、お父さんに対する感情のロックがかかっているんじゃないかと思う。
 
A:え、ちょっと当たり前過ぎて気づかなかったんですけど…そういうことなんですかね?
 


愛野ひと
:Aさんさ、恋をしたときに、ものすごく、寂しいって出てこない?

 
A:出てきます。なんなの? って思ってました。
 
愛野ひと:それさ、本当は、誰に対する寂しさだと思う?
 
A:…まあ、はい…………私が、お父さんに対して寂しかった。
 
愛野ひと:語尾が聞こえないくらい小さくなっていきましたね。笑
 
A聞き取っていただいて。笑
 
愛野ひと:本当は、ずっと、お父さんに対して、寂しかったんだと思うなあ。
 

でも、その遠い距離が当たり前だったから、寂しいって感じることすら、我慢するようになっちゃって。
怒りでしか、出すことができなかったんだと思う。


だからですね、お父さんに、寂しいを、伝えるところからだね。

 
 
A:お父さんに対して寂しいは、全然ピンと来ない。笑


愛野ひと:うん、そうだろうねえ。笑
でも、これまでの、恋愛した相手に対する寂しさは、自覚があるわけよね。
 
A:はい。
 
愛野ひと:だから、そこからいってもいいかもね。
これまで恋愛した相手への寂しさを、一度ちゃんと出すところからかもしれない。

これまでの相手にさ、「寂しい」っていう気持ちは言えてた?

 
A:怒りで伝えてました。
 
愛野ひと:怒りでどういうふうに伝えてた?
 
A:やきもち妬いて。男友達優先しないでとか、男女のグループで出かけないでとか、私を優先してみたいな、怒りで、ぶつけてました。
 
愛野ひと:じゃあ、怒りでぶつけるんじゃなくて、悲しいとか寂しいとか、そういう気持ちみたいなのは、言えてなかった?
 
A:ああ……言ってないですね……。
 
愛野ひと:そうだよね…。じゃあ、それを伝えていくところから、だね。
 
私をもっと優先してよ、とか、もっとこうしてよ、とか、もっと連絡返してよ、とかさ、 普通はもうちょっと連絡するでしょ、とか、彼氏だったらこうでしょ、とか、私のこと好きだったらこうでしょ?、みたいな、一般的な話だったら言えるんだけどさ……

 
気持ちが、言えないのよ。
 
悲しいとか、寂しいとか、っていう。

本当は、それを、いちばんわかってほしいのに。

 

その、気持ちを言えないっていうのは、お父さんとの距離から来てて。
 
お父さんとの距離が遠いから、気持ちの交流をしてないわけよね。その上、気持ちにブロックかけてるから、もっと遠くなる。
 
A:ああ……なるほど……
 
愛野ひと:そうなると、もう、「寂しい」を伝えるっていう選択肢が出てこなくて。
 
普通こうでしょって、怒りをぶつけるとか、もっとこうしてよ、みたいな伝え方しかなくて。
 
 
A:「普通は」とか、めっちゃ言いますね。笑
 
 
愛野ひと:そうなのよ。そうするとさ、自分自身にもそれを求め始めるのよ。
 
普通は、彼女だったらこうだよね、いい妻だったらこうだよね、いい母だったらこうだよね、人間としてやっぱこうだよね、社会人たるものこうだよね、上司だったらこうだよね、こうするべきだよね、みたいな。
 
A:なんかなんか、いろんなところに出てくる。やだ〜。笑
 
 
愛野ひと:だから、自分の気持ちを、全然相手に伝えてきてないし、気持ちで、交流を全然してきてないんだよね。それってさ、本当は、すごく寂しかったと思うんだ。だけど、寂しさが巨大すぎるから、封印してるんだけど。
 

本当はね。

寂しさって、なかったことにはできないの。

だから恋愛の中で、何度も顔を出す。

でも、「寂しい」が言えないから、どんどん溜まって、怒りになって、心の距離はもっと遠くなる。

その繰り返しなんだよね。

 
だから、寂しいとか悲しいっていう気持ちを、出していく、伝えていくっていうことを、安全な場所で、一緒にやってみるのはどう?
 
A:もう刺さりすぎて、はい…………。これまで、訳も分からず、男性に対して怒り狂ってたのが、あ、そういうことだったんだ、ってなりました。
 

・┈┈┈┈┈┈┈┈ ・

怒ることはできる。

正論を言うこともできる。

“普通はこうでしょ”って、伝えることもできる。

 

でもね。

「寂しい。」

それだけが、

ずっと言えなかった。

いちばん言いたかった気持ちが、
いちばん、言えなかった。

だから、こんなに、遠かったんだ。

 

怒りながら、

本当は、ずっと、

「寂しい」って、泣いていたんだ。

 

だから、8月22日のわたちゅーでは、

「寂しかった。」

「悲しかった。」

「本当は、もっと、近づきたかった。」

ずっと言えなかった、

ほんとの気持ちを、

安心して、伝えてみる。

そして、
いちばんわかってほしい気持ちで、
繋がってみる。

 

そんな時間を、

みんなで、一緒につくっていこうと思っています。

もし、あなたも。

大切な人と、
いつも距離が遠い。

「寂しい」

「悲しい」

そんな気持ちの伝え方が、
分からないまま、
ここまで来たのなら。

あなたの中にもきっと、
まだ言葉になっていない、
ほんとの気持ちがある。

私は、
その気持ちを、
ひとりぼっちのままにはしたくない。

そして、
その、あなたのいちばん柔らかい
ほんとの気持ちで、
大切な人と繋がってほしい。

そんな思いで、今回のわたちゅーをつくります。

8月22日、会いに来てください。

一緒に泣いて、
一緒に受け取って、
一緒に、愛に変えていきましょう。

あなたと会えることを、
心から楽しみにしています❤️


8月22日(土)

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