一緒に住んでいるのに口を利かなかった父に、命懸けで伝えていた「愛してる」
【セッションレポ】
***
恋愛カウンセラーの愛野ひとです。
今日は、あるカウンセリングセッションの様子を、書いてみたいと思います。
セッションの雰囲気に触れて、想像いただけるように、お話した内容と、私の視点を追加して、文章にしています。
(ご本人に掲載許可をいただいています)
***
40代前半の女性。
いつも『こんな私が好きになってごめんなさい』と思ってしまって、
恋愛を壊してしまう、という方のセッションをしました。
なぜか、いつも恋が上手くいかない、というとき、
『お母さん』との関係だけでなく、
『お父さん』との関係が鍵になっている場合もあります。
お父さんを、たくさん愛してきたあなたへ。
お父さんを、嫌いになるまで愛してきたあなたへ。
お父さんが、大好きだったあなたへ。
あなたの心にも、届きますように。
***
「私、自己肯定感がものすごく低くて、
『私でごめんね』って思うんです。
恋愛でも、いつも、
『こんな私が好きになってごめんなさい』って思うんです。
数年前に離婚をして、
心のことを学ぶようになって。
離婚して3年経って、
今やっと最高と思える人と出会えたのに、
私、ものすごく怖くて、逃げてるんです。
この3年の間も、ふたりくらい、
そういう関係になった人はいたけれど、
なんとも思わなかったんです、それなのに…。
それで、自分と向き合う中で、
離婚する前に付き合っていた元カレへの執着というか、
感情がまだものすごく残っていることに気付いて。
その彼は、いわゆる野良猫、というか、
なかなか距離感が難しい人だったんですが、
今の彼も、その昔の彼の亡霊みたいな人で、
ものすごく似てるんです。
それで、全然、昔の彼が成仏してないって思って。
今思えば、前の旦那も、
その昔の彼と別れて燃え尽きてたときに
出会ったので、今考えたら、
上手くいかなくて当然だったんですけどね…。
私、心がほっとした瞬間がなくて、
いつも何かすり減らしている感覚があって、
今の恋もすごく怖くて。
今も、ぶち壊しにかかってます。
でも、自分で、いつも悲しい選択、不幸になる選択をしてる気がします。
だけど、離婚から3年経って、自分と向き合ってきたのに、
それでも怖いなんて、何をやってきたんだろう、
なんでだろうと思うし、
もう、幸せになりたいんです。
私は、結婚を悪いものだと思ってなくて、
前の結婚で、幸せも感じる瞬間もあったから、
もう一度したいんです。
***
彼女は、そんな想いを、まっすぐに、お話してくれました。
愛だなあ、と、思うんです。
「こんな私でごめんなさい」と思うまで誰かを愛することも、
そんなにも、昔の彼が忘れられないことも、
自分をすり減らしてまで誰かに愛を注ぎ続けてきたことも、
「心がほっとした瞬間がない」ほど、
いつも自分の存在を自分以外の誰かに傾けてきたことも。
それを「愛」と呼ばずに、何と呼ぶのか、私は知らない。
そんな女性に出会うとき、
そんな女性が心を開いて打ち明けてくれるとき、
私は、出会ってくれてありがとう、
私のところにたどり着いてくれて、ありがとう、と思います。
もう、大丈夫ですよ、と、両手を広げて、抱きしめたくなるんです。
でも、
「Sさん、愛が大きい女性ですね」と言うと、
「私、全然そんなことないと思ってて…」と、Sさん。
「野良猫みたいな人を好きになる時点で、愛したい人ですよね。
たくさん、たくさん、愛したい人」
「そう、私、重いんですよ」
「重いのは、才能ですよ」
えっ、という顔をして、固まるSさん。
「私たちは、勘違いしちゃうんですよね。
恋が上手くいかなかったとき。
野良猫に逃げられたとき。
シャッターを下ろされたとき。
ああ、私の愛が、重すぎたんだな。
で、彼が困らないように、
彼が受け取れるように、
彼のサイズに合わせて控えておこうって思うでしょ?
でも、それは、相手を間違えてるだけ。
彼の器が小さすぎただけ。
おちょこサイズの彼に、例えば、2リットルの愛を持ってるSさんが、
愛を注ごうとしても、全然満足できないでしょ?
もっと受け取ってよ、って、なっちゃうでしょ?
でも、そんなのおちょこは溺れちゃうでしょ?
だからね、注ぐ相手を、間違えてるだけ。
小さい器の相手に、合わせようとしなくていいんですよ。
せっかく、そんなに大きな愛を持って生まれたのだから、
その愛を小さくなんて見せないで、輝かせて生きていきましょうよ。」
私のその言葉に、Sさんは、目を見開いて、明るい顔をしてくれた。
いいんですね、と、言うように。
Sさんの、その重さも、感情も、怖さも、葛藤も、
すべてが愛の才能。
「その愛の才能を、もっと活かして、
もっと発揮して幸せになっていけるように、
その愛を軌道修正するサポートを、私にさせてください」
少し明るくなったSさんの表情が、私もとても嬉しかった。
***
「こんな私が好きになってごめんなさい」
「こんな私でごめんなさい」
Sさんの、心の奥底から出てくる叫び。
そんなにも自分を否定してしまう気持ちは、
どこから来ているんだろう。
それを、一緒に見つけに行くことにした。
きっと、ひとりでは怖くて、
行けない場所に、あるような気がしたから。
「そう思ってしまったきっかけは、何か心当たりはありますか?」
「もう、ずっとなんですけど…自覚があるのは、幼稚園の頃です。
両親が共働きで、祖母に育てられたんです。
でも、祖母も、すごく寂しい人だったから、
束縛されたり、コントロールされてきました。
その息子である父も、すごく、激しい人で…」
昔の記憶を、話してくれる。
心のことを学んで、
自分と向き合うようになってから、
きっとたくさん、整理して、感情も出してきたのだと思った。
淡々と、私を気遣うように、重くなりすぎないように、
時折、少し遠慮がちな笑顔を交えて、話してくれた。
それでも、言葉と言葉の隙間から、
まだ、胸につかえているものがあることが、語られていた。
「そうやって、たくさん我慢してきた、昔のSさんのこと、今のSさんは、どう思いますか?」
「寂しかったと思います。
その頃から、ずっと人の顔色を窺っていました。
ずっと、寂しかったんです…。
ずっと、辛かったんです…。
でも、大人の中で上手くやっていかなきゃって、必死で。
笑ってほしいって…。
頑張っていたと思います。」
Sさんは、時折言葉を詰まらせて、
目には、涙が浮かんでいて、
でも、それを止めようとしているように見えた。
「Sさん。
寂しいって、言っていいですよ。
泣いていいですよ。
我慢しなくていいですよ。」
お話していて、
ひとつ、気になっていることがあったのだけど、
それは、Sさんの言葉で、わかった。
「Sさんは、ご自身では気づかれているかわからないんですけど、
さっきの、昔の話、すごくつらかった話をされるときもね、
笑って、話してくれてたんですよ。」
Sさんは何かを感じたように、ハンカチで顔を覆った。
「悲しくても、寂しくても、辛くても、
ずっとそうやって頑張ってきたんですよね。
『笑ってほしい』って、周りの人のために、
私は大丈夫だからって、ずっと、気遣ってきたんですよね。」
「そうですよね…。
ずっと、そうやってきたから、私、
なんでこんなときに笑うんだろうって思うときがあって…」
「それも、Sさんの愛ですよね。
でも、寂しいときは、寂しいでいいんです。
悲しいときは、悲しいでいいんです。
怒ってるときは、怒ってる、で、いいんですよ。」
Sさんは、ハンカチに顔をうずめて、何度も深く頷いていた。
しばらくして
「ありがとうございます」と、
今度は、安心した笑顔で、言ってくれた。
***
「おばあちゃんと、お父さんに対しては、今は、どんな感情を持っていますか?」
「祖母は、去年亡くなって。
亡くなる前に、たくさんの感情が出てきたんですよね。
自由にしてほしい。ほっといてほしい。もう支配されない。
昔は、かわいそうみたいに思う気持ちがあったけど、
今は、情とかもそんなになくて。
離婚した後は、特に、育ててくれたことに感謝はしているけど、
ほっといてほしい、という気持ちでした。」
「…父に対しては…あんまり、無関心というか…何も思わないんですけど…」
わかりやすく、言葉に詰まる。
「悲しい人だな、と思います。
憎いとかよりも、なんか。
これも、逆ファザコンなのかな…。
もう、お父さんというか、
違うもの、として、見てて、距離を置いてます。
いつも、悲しい選択をしてる人だなって。
私ね、もう、2年くらい父と口をきいてないんです。
一緒に住んでるのに。
そんな感じです。」
…………………ああ、お父さん、だなあ。
お父さん。
Sさんには、まだ言ってないけど、
私も、超特大級のファザコンだから。
娘にとって、お父さんて、なんで、こんなに、
大嫌いで、
うっとうしくて、
顔も見たくなくて、
あんたのせいよって思って、
いなくなればいいって思って、
もうほっといてほしいって思って、
どうでもいいって思って、
いてもいなくても一緒って思って、
それなのに。
それなのに。
こんなにも、
大好き、なんだろう。
どうして、
こんなにも、
諦めさせてもらえないんだろうね。
ねえ、お父さん。
***
「そうですね………。どっちから、行こうかな。
でも…………お父さんですね。」
私の言葉に、一瞬はっとして、でも、やっぱり、みたいな顔をして、
画面の向こうで、遠ざかって、小さくなるSさん。
全力で抵抗しているのが、わかりやすく伝わった。
眉をひそませながら、困った顔をしながら。
「あーーーー嫌だ―ーーーーーーーーー」
「おばあちゃんのことはね、いいことだと思うんです。
離婚後に、Sさんが、
本気で自分の人生を生きようって思ったとき、
もう、ほっといてって、思えたんですよね。
手放しの経過をたどってると思うんです。」
頷く、Sさん。
「そしたらね、いよいよ、お父さんのことを…。」
「父のことは、考えるのも嫌で、
何も考えたくなくて、何も感じないようにしてきました。
とにかく今も抵抗しています。」
かたくなな中には、
いつだって、守りたかったものがあると、
私は思ってる。
だから、私も、その頑なさを、大切に、宝物を扱うように。
「Sさん、もしかしたらね、お父さんに対して、無関心なのではなくて、無関心で、いたかったんだと思うんですよ」
「考えるのも嫌で、何も感じないようにしてないと、やってこれなかったSさんがいたのかもしれません」
Sさんは、時が止まったように、はっとした顔をした。
「…………なんだろう。」
「でも、そこに、何かが、ありますよね。」
私は、聞きたいことが、2つあった。
「その、Sさんの、忘れられない昔の彼ね、
お父さんに、似ていますか?」
Sさんは驚いた顔をして、首をかしげて、頭を抱えて、唸っていた。
「えっ………………と、うーん……………」
……………。
ぁ…!!
ああーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
何かが、ひとつ、引っかかったとき、
Sさんの表情が、見る見るうちに変わっていった。
湧き上がってくる記憶に、
たしかなことを、感じたようで、
これまでの時間の中でいちばん強さのある口調で、話始めてくれた。
「…理不尽な想いをしていて、愛されてこなかった人でした。
愛の、受け取り方をわからないところが、似てるかもしれません。」
Sさんの中で、何かが崩れたようで、何度も頷いている。
「だから、Sさん、そういう人を、ほっとけないんですね。」
「いや……だって、全然、違うんですよ……。
そんなこと、考えたこともなかった。
別のものだと思ってました。
でも、今、言われて、すごく、思いました。」
「Sさんには、お父さんに似てるものを、
その彼が持っていること、わかるにきまってますよね。
感じ取れるに決まってますよね。
だって、それだけ、ずっと、お父さんのこと見てきたはずだから。」
その瞬間、Sさんは、ハンカチで顔を覆った。
画面越しでも、伝わってくる、心の声。
洪水みたいに、流れてくる、感情。
「それだけ、ずっとずっと、追いかけて、愛してきたはずだから。
一番大好きな人と似ていたら、
どんなに、違うように見えたって、
Sさんには、わかるにきまってるじゃないですか。
そういう人を、愛したくなっちゃうんですよね。」
Sさんの中から、溢れてくる、愛。
少し、蓋を開けたら、止まらない。
流す度、本当の心が現れてくる。
私の役目は、そこに愛があると、伝えつづけるだけ。
あなたのそれは、紛れもなく、愛なんだと、伝えるだけ。
「Sさんは、悪くないですよ。
受け取ってもらえなかったのは、
上手くいかなかったのは、Sさんは、悪くない。
ただ、相手が、下手だっただけ。
受け取り方を、知らなかっただけ。
そして、愛がたくさんあるからこそ、そういう人に、あげたくなってしまう。
それが、あなたの、才能です。」
一つ一つを確かめるように、Sさんは、受け取っていく。
私はどうしても、
もう一つ、ここにあるんじゃないかな、と思うことがあって、
しばらく待って、すこしほっと軽くなった表情のSさんに、聞いた。
「………あの、もう一発、バズーカを打ち込んでもいいですか?」
質問がおかしいですね、と、ふたりで笑う。
「では、言い方を変えます。もう1本、矢を放ってもいいですか?」
「変わらないんですけど」と、切れ味鋭いツッコミをもらった。
「さっき、お父さんのこと、悲しい人だなって、思うっていいましたよね。
悲しい選択を、してる人だなって。
それ、私、今日、すでに聞いたんですよ。
Sさん、最初に『いつも、自分から悲しい選択をしてしまいます』って、言ってたんですよね。」
Sさんは、頷いて、目を閉じて、
次に来る言葉が、もうわかってるかのように、眉をひそめる。
「Sさん、そういう、お父さんの、生き方を、真似してでも…
お父さんのことを、わかりたかったんじゃ、ないですか?」
私が最後まで言い切らないうちに、
画面の中のSさんの顔は赤いハンカチで隠れて、
ただ、感情だけが聞こえてくる。
Sさんが、無関心で、蓋をして、
見て見ぬふりをするしかなかった感情。
無いことにするしかなかった感情。
そこには、今のSさんを、
ひたすら泣かせるほどの感情が詰まっていたのだと思う。
しばらく、言葉のない時間が続いたあと、Sさんは言った。
「『わかりたかった』か…………。
………本当にそうだと思います。」
Sさんから、次から次へと、出てくる、愛の記憶。
お父さんを、愛したかった、記憶。
「小さい頃、お父さんが、怒ってたりすると、すごく思ってたんです。
『なんで?』って。
なんで、怒ってるの?
なんで?お父さん、私が悪いの?って。
お父さん、ごめんなさい、って……。
だから、今、わかりたかったっていう言葉で、
その、なんで?って強く思っていたこと、思い出しました。
…ああ、そういえば、お父さんのために、
神社にお参りにいったこともありました。
あったな…、思い出した…。」
昔のことを思い出すSさんの表情は、
さっきまで、お父さんのことを話していたときよりも、少し、嬉しそうに見えた。
「それだけ、一番、笑顔にしたかった人なんですよね。
でもね、きっと、事実はどうであれ、今のSさんの中では、
『大好きな人を笑顔にできなかった』
それで歴史が終わっちゃってるんですよ。
だから、その、
助けられなかったことを感じるのは嫌すぎて、
もう何も感じないようにするしか、
生きていく術がなかったんだと思います。
ずっと、人生かけて、一番助けたかった人を、
助けられなかった。
それは、Sさんにとっては、存在ごと否定されるくらいの、悲しみなはずです。
Sさんのその『こんな私でごめんなさい』という悲痛な叫びは、
そこから来てると思いますよ。」
Sさんは、泣きながら、思い出したように、はっとして、
「父とね、口を利かなくなったとき、私、言ったんです。
『あなたが幸せになろうとしないのなら、私はもう、口を利きません』て。
………………ああ、そっか。
やっぱり、愛だった。
口を利かなくなるほどの、強い否定に、込められていたのは。
こんなにもまっすぐで、大きな愛の人が、
そんなにも、否定する理由。
「それって、Sさんにできる、最大の愛情表現ですよね?」
少し、混乱したような、不思議な顔でこちらを見つめるSさん。
「だって、口を利かないっていう、
Sさんの存在すべてかけてでも、
お父さんに、幸せを選んでほしいってことでしょう?
『幸せになれ』って、体を張って、命懸けで、言い続けてるってことでしょう?」
それを聞いたSさんからは、
その日一番の、涙の大きな波が届いてきた。
「口を利いてないとしても、どんなに無関心でいるとしても、それは、私には『愛してる』としか、聞こえないです。」
最高の、愛し方じゃないですか。
『口を利かない』
人生かけて笑顔にしたかった人のためにできる、
最終手段だと思ったんでしょう?
お父さんに、幸せになれって、今も、伝え続けているんでしょう?
ねえ、Sさん、どれだけ、大きな愛の人なんですか。
***
「もやもやするけど、でも、すっきりしています」と、笑ってくれたSさん。
「すごく嫌ですけど、父のこと、そうだって認めるのは、全然嫌ですけどね。
今も、そんなわけねえだろーーーっていう自分がいます。」
「いいですよ。もやもやして当然。認められなくて当然。
いいんです。
それでいいんですよ。
愛の女はね、感情の振れ幅が大きいんです。
だから、今、すっきりしてても、これでひとりになったら、また絶対暴れるし。」
笑いながら、そうそう、と、大きく頷くSさん。
「私の前では、どれだけ暴れてくれても大丈夫です。
全部、受け止めます。」
「ちょっと、幸せになれそうな気がしてきました」
「Sさんなら、大丈夫です。
だって、そんなに根性ある愛し方をしてる人ですから。
武士みたいですよね。
お主が幸せにならんのなら、拙者は、もう口を利かぬ!!!!!みたいな。」
「ほんとですね」
***
Sさん、あなたなら、大丈夫。
これを読んでくれているあなたも、きっと大丈夫。
これから、もっと癒していける。
これから、いくらだって、幸せになれる。
どんなに辛くても、
どんなに寂しくても、
どんなことがあっても。
幸せを、諦めないため。
愛することも、愛されることも、諦めないため。
あなたは、そのために、
そんなにも大きな愛を持って、
生まれてきたのだから。
***
Sさんとの2回目のセッションの様子は、こちらから読んでいただけます。
***

私のセッションでは、
あなたの人生に溢れる愛を、とことん伝えます。
あなただけの愛の形を、見つけにいきます。
あなたの手を取って、持ち前のしつこさで、どこまでも付き合います。
一緒に、あなたの愛を、迎えにいきませんか?
ぜひ、私に会いに来てください。
あなたのことを、お待ちしています。

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