負けないように、やってきたね。
負けないように、頑張ってきたね。
でも、もう、負けてもいいよ。
できなくなっても、いいよ。
頑張れなくなっても、いいよ。
***
愛情アーティスト 心理カウンセラーの愛野ひとです。
誰にも負けたくない。
いつだって、私が一番でいたい。
誰にも傷つけられたくない。
もう二度と、あんな寂しい想いは、したくない。
だから、この世界は、みんな敵でした。
いつも、負けないように、
自分が勝てるところを、探していました。
いつも、傷つけられないように、
自分の心は、開かずにいました。
そんなふうに、いつも、闘っていた私。
でも、もう、闘わなくてもいい。
闘うことをやめるために、
「負けたくない」私へ、
書いたメッセージ。
私と同じ気持ちでいるあなたにも、
届きますように。
***
いつもいつも、
目の前のことは、合っているのか、
間違っているのか、
自動反射で考えて。
すぐに、判断する癖。
頭で考えて、やるか、やらないか、決める癖。
この人の言っていることは、
自分に必要なのか、
自分にとって正しいのか、
目の前の相手を、そうやって、判断するから、
いつだって、目の輝きは険しくなって、
心は棘を出す。
「あなたは、私を、傷つけたりしない?」
そうやって、いつも、疑うところから始まるの。
だから、心は、最初から、閉ざす準備をしているの。
1回でも傷ついたら終わり。
1回でも失敗したら終わり。
傷つかないために、
失敗しないために、
今、どうすればいいのか、
どうするのが正解なのか、
未来の可能性を、いくつも想定しては、
想定しているうちに疲れてしまって、
結局動けなくなる。
どんな未来も、いらないや。
どうでもいいや。
あんなにも、傷つくくらいなら、私はここから、出たりしない。
そんな、頑なで、怖くて怖くて仕方なくて、心を閉ざそうとしている私に、聞いてみた。
なんで、あなたは、負けたくなかったの?
どうして、そんなに、正しくいたかったの?
だって、負けたら、苦しいじゃん。
負けたら、悔しいじゃん。
負けたら、辛いじゃん。
負けたら、独りぼっちじゃん。
誰も、私を、見てくれないじゃない。
誰も、弱い私のことは、見ようとしないじゃない。
それは、幼い私が、自分の家族に感じていた気持ち。
だから、弱いと、ひとりぼっちになるんでしょう?
だから、弱い私を、感じるのは、嫌だよ。
弱い私で、いるのは嫌だよ。
だって、傷つくから。
弱かったら、生きていけないから。
だから、負けることは、
死ぬことくらい、嫌なの。
傷ついた私は、そうやって、つぶやいた。
そんな自分に、声をかける。
嫌だったね。
ずっと、頑張ってきたね。
もっともっと、頑張れていたころの自分。
きっとできる自分。
私はこんなに頑張れる。
私は強い、を、証明してきた自分。
その自分に、負けたくなくて、
ずっと頑張ってきたよね。
すごかったね。
偉かったね。
でも。
でも、もう、そんなに、強い自分で、いなくてもいいよ。
あの頃の自分に、負けてもいいよ。
傷ついて、ぼろぼろで、立ち直れなかった自分。
二度と、見たくない自分。
あの頃の自分に、戻ってもいいよ。
泣いてもいいよ。
叫んでもいいよ。
上手く生きられなくてもいいよ。
上手にできなくてもいいよ。
転んでもいいよ。
そうやって、声をかけていたら、出てきた。
私の、ほんとの気持ち。
寂しかった。
寂しくて、寂しくて、たまらなかった。
私にとって、
こんなにも寂しい世界を生きていくには、
強くならないと、いけなかった。
この世界は、ちょっと、私には、息苦しかった。
生きてるだけで、苦しかった。
生きてるだけで、寂しかった。
ただ、生きてるだけで、辛かった。
だから、みんなと同じように、生きるには、我慢するしか、なかったの。
そうやって、ほんとの私と向き合っていたら、わかったの。
私が、本当に、負けたくなかったもの。
私が、本当に、負けたくなかったのは、
目の前の誰か、でもなくて、
昔の自分自身、でもなくて、
私の、「さみしい」だったんだ。
私は、私の「さみしい」に、負けないように、してたんだ。
ずっと、ずっと、ずっと、
私は、私の心に浮かんでくる、感情に、負けないように、闘ってたんだ。
そっか。
そうだったんだ。
私は、私の心と、ずっと闘っていたから、
だから、いつも、
目の前の人とも、私の過去とも、
闘っていたんだね。
私の、負けちゃいけない、は、
「さみしい」に、負けちゃいけない、だったんだ。
幼い私にとって、
「さみしい」に負けないことは、
生きていくために、どうしても必要だったもの。
でも、今の私は、
もう、大丈夫だよ。
さみしさに、負けない私になったよ。
ううん、そうじゃない。
さみしさに、負けても、大丈夫な私になったよ。
さみしさに、負けても、生きていける私になったよ。
さみしいも、くるしいも、かなしいも、
全部、全部、私が、私でいる証だって、わかったから。
愛しているから、さみしいんだって、わかったから。
愛を知っているから、さみしいんだって、わかったから。
だから、もう、負けてもいいよ。
もう、私でいることから、逃げなくてもいいよ。
もう、私の「さみしい」に、負けてもいい。
もう、勝たなくてもいいよ。
もう、平気なふりを、しなくてもいいよ。
もう、私に、勝たなくてもいいよ。
もう、そのままでいいよ。
勝とうとして、自分を隠したり、すごく見せようとしたり、しなくていい。
私は、私に、負けてもいい。
私は、私の、敵じゃない。
私の「さみしい」は、悪者じゃないよ。
私を、傷つけるものじゃないよ。
私の、愛のありかを、教えてくれるものだよ。
さみしさの深さは、私の愛の深さを、教えてくれるものだよ。
ずっと、ずっと、そうだったんだよ。
もう、いいんだよ。
もう、私を、許してあげてもいい。
「さみしい」と、泣く私を、
「かなしい」と、泣く私を、
「くるしい」と、泣く私を、
許してあげていいよ。
さみしいと、泣くことは、恥ずかしいことじゃないよ。
怖い、ということは、みっともないことじゃないよ。
違うね。
もう、恥ずかしい私でも、いいんだ。
もう、笑われてもいい。
もう、ダメな奴だと、言われてもいい。
もう、誰とも、闘わなくて、いいんだから。
もう、なんでもできる自分で、いなくてもいいんだから。
そしたらね、やわらかくなった、私の奥から、別の怖さが出てきたの。
闘わなくなったら、こんな表現が、できない。
こんな、自分の奥から、削り出して、絞り出すような、表現が、できなくなるんじゃないかっていう、怖さ。
私の世界観が、表現できなくなる。
私が私で居られなくなる。
そんな怖さ。
ああ、私は、本当に、闘うことで生きてきたんだね。
闘うことで、私は、私を、保ってたんだ。
闘うことは、
私の、生きていくための手段であり、
いつの間にか、
私の、生き方そのものになっていたんだね。
この生き方は、私を、苦しく、切なく、孤独にした。
だけど、私の器を、大きく深くもした。
そして、この「さみしい」が、私をここまで、連れてきてくれた。
この「さみしい」が、私に愛を教えてくれた。
私は、この「さみしい」に、生かされてきた。
ありがとう。
さみしかった、私。
負けたくないと、生きてきた、私。
もう、その生き方を、変えてもいいよ。
傷つかないために生きるんじゃなくて、
幸せになるために、生きていいよ。
傷つかないために、生きてきてくれて、ありがとう。
これからは、幸せになるために、生きていこうね。
だから、私に、戻ろう。
ただの、私に。
闘わなくても、
愛されている、ただの私に。
すごい私、じゃなくても、
愛されている、ただの私に。
愛の存在でいられる、ただの私に。
***
そのために、必要なのは、
自分のぜんぶを、受け入れて生きること。
何かをできるようになることでも、
魅力を足すことでも、
すごい自分に変わることでも、
なくて、
ただ、今の私を、すべて、受け入れられるようになること。
心に浮かぶすべての感情を、感じ切って、生きること。
どんな私でも、受け入れて、生きること。
傷ついたっていい。
失敗したっていい。
何が起きたっていい。
どんな自分になってしまっても、いい。
どんな気持ちも、私が受け止めるから。
自分に対して、それくらい、大きな愛を持っていられること。
どんな自分でもいい。
たとえ、私らしく生きる過程で、
悲しみや、苦しみや、惨めさを
感じることがあって、
なりたくない私になることがあっても、受け入れる。
私たちは、
なりたくない自分になることを許せて、
初めて、本当になりたい自分にも、なれるんだと思います。
そしてね、
これまで、たくさん悩んで生きてきた、
今の私たちには、
本当は、それができるんです。
どんな自分でも、
受け入れることができるように、
こんなにも、悩み、迷い、葛藤しながら、
愛の器を、大きくして生きてきたんだと思うから。
それができるようになったとき、
待っているのは、とても生きやすく、自分らしくいられる世界。
そんな世界へ、一緒にいきませんか?
私のセッションでは、
これまで我慢してきてしまった感情を
たくさん感じていきます。
そして、全部、自分自身で受け入れてあげて、
あなたが閉ざしてしまった心を、
もう一度開いていく、ということをしています。
私の文章に感じてくれた、
こころやさしいあなたとも、
そんな、優しい世界で、
愛を感じながら、生きることができたら幸せです♥
ぜひ、会いに来てくださいね♥
愛野ひと
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