「自分の気持ちを我慢する」それがあなたにとって、最大の愛情表現だったはずだから【セッションレポNo.5】

🌹セッションレポ

「自分の気持ちを我慢する」それがあなたにとって、最大の愛情表現だったはずだから【セッションレポNo.5】



***


🌹愛しすぎる女の絶対的相棒🌹
愛情カウンセラー・愛情アーティストの愛野ひとです。


今回は、以前こちらのセッションレポに
書かせていただいた女性の、
2回目のセッションレポを。

本音を言えない恋の裏にある、「寂しい」を我慢して母を「助けよう」としてきた愛 【セッションレポ】No.3
本音を言えない恋の裏にある、「寂しい」を我慢して母を「助けよう」としてきた愛 【セッションレポ】No.3***恋愛アーティスト/カウンセラーの愛野ひとです。今日は、セッションレポ第3弾。ぜひ、セッションの雰囲気に触れて、感じていただけたら...


彼女は、継続セッションを
受けてくださっているのですが、
回を重ねるごとに、
もともと持っていた透明感が増し、
笑顔が増え、
本来の愛らしさがどんどん開いていて、

心の変化が、雰囲気や外見にも
こんなにも表れていく、ということを、
彼女の姿から教えていただいています。

迷惑を掛けたくない。
怒られたくない。
嫌われたくない。

だから、
「本音が言えない」


そんな自分をずっと否定していたTさん。

でも、それは、大好きだから。

迷惑を掛けたくないのも、
怒られたくないのも、
嫌われたくないのも、
大好きだから。

そうだとしたら、
「我慢する」それこそが、
紛れもなく、
あなたの愛し方だと思うんです。

「私の中に愛なんてないと思ってた」
そんなTさんの中に、
ずっとあった愛を、
一緒に見つけにいったセッション。


***



「悲しい気持ちが、こんなにあって。
時間が経っても、悲しいんだな、って、思いました」


1回目のセッションを終えて、
たくさんの悲しみが出てきたことを、
2回目のセッションの最初に、Tさんは教えてくれた。


「それだけ、我慢してきたんですもん。
悲しくって、いいんですよ。
これまでの分も、たくさん、感じてあげて、いいんですよ」


自分の悲しいを、ちゃんと感じること。

これまで、我慢してきた分だけ、
これまで、その気持ちを無いことにしてきた分だけ、
勇気がいる。

その蓋を開けてしまったら、
大変なことになると、思ってきたのだから。

そして、大変なことになる、と思い、
無いものにしてきた結果、
本人は、
閉じ込めてきたことすら、
気付いていなかったり、
忘れていることさえ、ある。


だからこそ、
そんなにも、
今も、悲しい自分と出会ったとき、
驚いてしまうこともある。


「私、こんなに、悲しかったんだ」


それを認めることは、
これまで、あまり触れてこなかったなら、
これまで、見ないふりをして、頑張ってきたのなら、
これまで、悲しいことも気付かないほど、
自分を奮い立たせるしかなかったのなら、
忘れてしまうほど、自分の感情を遠くに置いてきたのなら、


すごく、怖い。


でも、今のあなたなら、
ちゃんと感じることができるから、
こうして、私と出会ったんだとも、思う。


あの頃のあなたには、
悲しすぎたことも、
我慢するしかなかったことも、
忘れるほかになかったことだって、

今のあなたなら、ちゃんと、感じることができる。

そして、あなたは、ちゃんと、あなたを、取り戻せる。

もう一度、自分の人生を、始めるために。


今がきっと、そのタイミング。


だから、Tさんが抱えている記憶の荷物を、
少しづつ、大切に、紐解いていく。

それが、私の、役割。



「Tさんの、お母さんとの関係を、教えてもらってもいいですか?」

Tさんは、少しの間、考えて、しっくりくる言葉を探しているようだった。

そして、少しづつ、教えてくれた。

「母にとっては、私は、ずっと子どもなんだと思います。
自分でできることだからやらなくてもいいことも、やってくれるというか…。
心配性で、過保護でした。

…でも、最近、そこに対して、
ちゃんと、自分でできるから、
やらなくていいって、
言えるようになってきていると思います」


「最近、言えるようになったのには、何かきっかけとか理由があったんですか?」


「そうですね…。

何かしてもらう、というのは、
母の愛情表現だっていうのは、
わかっているんですけど、
でも、このままだと、自分がだめになる、と、思ったんです。

それで、婚活も始めて…。」


「そうなんですね。
少しづつ、変われているという感覚はあるんですか?」


Tさんの口からは、意外な答えが、返ってきた。


「…変われている感覚は、ないです…。
人生も、自分も、全然、前に進んでないって思います。」

少しうつむいて、悲しそうに、Tさんは言った。


「そうなんですね…。

Tさん、私が聞いてるとね…
お母さんに対して、ちゃんと自分の意見を言えるようになったじゃないですか。
婚活も始めたじゃないですか。

私から見ると、Tさん、
ちゃんと前に進んでるように見えるんですけど、どうでしょうか…?


実は、変われてないと
思っているのはTさんだけで、
もしかしたら、
Tさんが思っている以上に、
ちゃんと、変われてるんじゃないでしょうか。


もしかしたら、そんなことって、他にも、なかったですか?」


ゆっくり考えて、Tさんは、話し出した。


「あ…。

最近、少し前に、母に言われて、ショックだったことがあったんです。

前だったら、嫌だなって思ったこと、
言えなかったと思うんですけど、
でも、それも、嫌だなと思ったこと、
少し時間が経ってしまっていたけど、伝えました…」


「それ、きっとね、ものすごく、勇気がいりましたよね。
だって、これまでのTさんだったら、絶対やらなかったと思うんです。
時間もたっちゃったし、言っても仕方ないなって。

でも、それでも、
ちゃんと、自分のために言おう、って、思えたんでしょう?
それって、すごいことだと思いますよ。


Tさんは、ちゃんと、前に進んでいますよ。


そんなにも、勇気だしてる自分のこと、
一番知ってるのは、Tさんなんです。

自分の一番そばにいるTさんが、
認めてあげなかったら、
かわいそうじゃないですか」


Tさんは、少し表情を緩ませて、
「たしかに…。そうかもしれません」と、言ってくれた。



***



「Tさん、そうやって、ずっと、
お母さんに、自分の気持ちを言わずに、
我慢してきたと思うんです。

どうして、そんなにも、我慢できたんですか?」



「迷惑を掛けたくない。
怒られたくない。
嫌われたくない。

から、だと思います。」

いつも、自分の心の中をゆっくり探って、
大切に一言一言を伝えてくれるTさん。

でも、このときは、続けざまに言葉がでてきた。


「そうやって思って、我慢する自分のことを、どう思いますか?」

「ありのままでいられない。顔色を窺っている、とかでしょうか…」


迷惑を掛けたくない。
怒られたくない。
嫌われたくない。

最初のセッションの時から、
Tさんが、何度も言っていた言葉たち。

きっと、Tさんの中で、当たり前になっている言葉たち。

ずっと、Tさんが自分にそうやって、
言い聞かせてきたことが伝わってくる。

Tさんが、そうやって、自分の心に、
かけてきた言葉たちは、
鎖みたいに、
今も、Tさんの心を縛っているような気がした。



「Tさん、そんな風に、我慢してしまう自分自身のこと、ダメだって、思ってますよね」


頷く、Tさん。


「でも、そうやって、我慢してきたのって、全部ね、Tさんの、愛情ですよね?
そう言われたら、どう思いますか?」


Tさんの表情が、みるみるうちに涙の空気を帯びてくる。


「………。

言葉より、先に、涙が……出てきます」


「それは、どんな涙ですか?」


Tさんの頬を伝う涙を感じながら、
Tさんが、
自分の涙の奥にある感情を探し出すのを、
そっと待った。


しばらくして、Tさんは見つけ出した。


「子どものときに、子どもとして、振る舞いたかった…。
子どもながらに、気を使ってきたけれど、子どもらしく、したかった…」

Tさんは、涙と一緒に、
心の奥の奥から、
本当の気持ちを引っ張り出して、伝えてくれた。


「きっとね、親ってね、
お母さんって、子どもにとっては、
世界の全てじゃないですか。

そんな、お母さんに対して、
愛されてないって思ったらね、
生きていけないくらいだと思うんです。

そのときのTさんの中に、
気を使って、我慢していないと、愛されない。
生きていけない、そんな想いがあったのかもしれません。」


Tさんは、涙を流して、自分の心を感じているようだった。


「子どもって、本当は、無邪気じゃないですか。

純粋で、自由で、いいはずですよね。

もっと、子どもらしく、できたとしたら、
本当は、どんなことを、したかったですか?」



自分の気持ちを見つけるたびに、
Tさんの瞳から溢れてくる涙。



「お母さんに、甘えたかった…。
さみしいとか、かなしいとか、ちゃんと、甘えたかった」


「お母さんに、言えるとしたら、どんなことを言いたかったですか?」


「…もっと、私を、可愛がってほしい」


Tさんの、
お母さんを思う気持ちが溢れて、
大粒の涙になって、
伝わってきて、私の心も揺れていく。

そんなにも、素直で、柔らかい気持ち。



そんなにも、溢れるほどの想いがあっても、
それを、ずっと言えずに、抱えてきた理由。



「その気持ちを、我慢することが、
Tさんの愛し方、だったんじゃないでしょうか。


それを言ったら、大好きなお母さんが、
困っちゃうんじゃないかって、思ってきた。


だから、


お母さんを、困らせないように。
お母さんに、迷惑かけないように。
お母さんが、笑っていられるように。

自分の気持ちを、
「愛してほしい」を、我慢してきたんじゃないですか?」


Tさんは、涙を流しながら、
「……自分では、そんな風には、思ったことはなかったです…」
と、言った。


「我慢って、言葉だと、悪いイメージがあるかもしれないんですけどね、
受け入れる、優先する、見守る、許す…
そんな愛でもあると思うんです。

Tさんのね、お話を聞いてると、思うんです。

Tさん、ずっと、そうやって、愛してきたじゃないですか。

相手を優先して、受け入れようとして、
自分が傷ついても、許そうとしてきたじゃないですか。

お母さんのことも、これまでの、好きになった相手のことも。

Tさんなりの、愛し方で、ずっと、ずっと、愛してきたはずですよ」


Tさんは、大粒の涙を流しながら、
しばらくして、言った。


「…20代、30代、愛って何?って、ずっと、わからなくて…。

自分の中に、愛なんて、ないんじゃないかって、思っていた時期もあったので…。


そう、言われて……

私の中にも、あったって、言われて……」


Tさんが、言葉にできなくても、
涙になって届いてくる、
Tさんの気持ち。



愛に、真剣だから、悩む。
愛に、誠実だから、悩む。
愛に、厳しいから、悩む。

自分の中に愛なんて、ないんじゃないか。

それは、
自分の理想の愛があるからこそ、だと思う。

ずっと、愛したくて、愛されたくて、
探してきた。


こんなにも苦しいなら、
こんなにも辛いなら、
辞めてもよかったはずなのに、
諦めてもよかったはずなのに、
あなたは、ここまで、
悩んで悩んで、
それでも、生きてきた。


愛に悩めるのは、
愛に生きてる証。


そんな風に、愛に悩める人の中に、
愛がないわけない。

愛しか、ない。


私から見たら、愛しかないTさんが、
こんなにも自分の愛に自信がないのは、
きっと、Tさんが、心に決めた自分の愛があるから。


どうしても、幸せにしたい人がいて、
どうしても、笑顔にしたい人がいて、
その人を、自分の愛で助ける、と決めたから。

でも、Tさんは、
「助けられなかった」と思ってしまった。

だから、Tさんの中で、
その人を助けられなかった、
その愛は、愛ではなくなってしまった。

どうしても、自分の中に、
愛があるとは思えなくなってしまった。


だって「助けられなかった」から。


「助けられなかったから、まだまだ、だめだ。
もっと、愛さないと、だめだって、
Tさんね、頑張って、ずっと、その愛し方で、
「言わない」「我慢する」愛し方で、
頑張ってきたんですよね。」


Tさんは、
ひとつひとつの言葉を、受け止めるように、
こちらを見ている。


「私たちはね、自分の愛し方に、頑固なんです。

自分が、昔、そういう愛し方をするって、
あの頃、我慢することでしか
生きていけないって思うくらい、

私の愛し方はこれしかない、
私がお母さんを笑顔にするためには、これしかないって、
我慢して、愛することを、心に刻み込んだTさんがいたはずです。

それだけの覚悟で、あの日、
お母さんを笑顔にすることを心に誓った、Tさんがいるはずです。


その覚悟を、今の大人であるTさんがちゃんと受け取ってあげて。


それと同時に、その子の分も、
ちゃんと自分を幸せにしてあげるって、
今のTさんなら、決めてあげることができるんです。」


涙して、頷くTさんを見ていて、強く、思う。


「でもね、私たちみたいな、愛したい女はね、特に、頑固だから。
自分の愛し方を、変えたくないんです。

だけど、
自分を傷つけてしまうような愛し方に
注いでいたそこまでのエネルギーを、
自分を幸せにすることに注げたら……

ね、私たち、最強だと思いませんか?」



Tさんと私で、顔を見合わせて笑った。



***



ずっと、自分が愛してきたことを、受け取る。


自分の愛を責めて、
ずっと認めてこれなかった。

自分の中には、愛なんてないと思ってた。


そのことで、たくさん傷ついてきた。


そんな自分の、世界をひっくり返すために。

「我慢する」愛し方を、変える。


Tさんが選んだのは、
お母さんに伝えるイメージワーク。



「お母さん、私、子どものとき、とっても寂しかった」


ずっと、お母さん、
こんなこと言ったら、
悲しむかな、
困るかな、
そうやって、我慢してきたこと。


「お母さんが、怒ると、私、とても怖かった」
少しづつ、伝えていく。


「ごめんね」というお母さん。


その、大好きなお母さんの「ごめんね」
そんな顔が見たくなくて、
ずっと、ずっと、我慢してきたはず。


言いたいことがあっても、
私が怒らせてしまって、ごめんなさい。
って、思ってきたはず。


そうやって、お母さんを、守ろうとしてきたこと。
そうやって、お母さんを、ちゃんと愛してきたこと。


「ごめんね」と言わせてしまった
悲しみの方ではなくて、
そのときにあった愛を、少しづつ、心で感じていく。


お母さんに、伝えたいことは、ありますか?
私の質問に対して、


「………私は、お母さんのことが、大好きです」


そんな言葉が、Tさんから出てきたとき、
Tさんの感情が、
これまでで一番、大きく動いて、
大粒の涙になって、溢れ出す。


「私、お母さんを、困らせたくなくて、
たくさんのことを、我慢してきたよ。

我慢することで、お母さんを、愛してきたんだよ」


そんな言葉を、最後に、伝えてもらった。



お母さんは、ちゃんと、わかっていたはず。
ちゃんと、Tさんの愛が、伝わっていたはず。


「お母さんを、助けたいのに、上手く助けられなくて、ごめんね」
と思っていたことも、
「大好き」と思っていたことも。



ちゃんと、愛してきたこと。
ちゃんと、愛されてきたこと。
愛で繋がっていたこと。

そんなすべてを体中で感じる、イメージワーク。


「安心して、力が抜けました」


たくさん涙を流して、
固くなった心を溶かして、
「大好き」を感じることのできた
Tさんの表情は、すごく柔らかくなっていた。



***



「Tさんの中から、
「お母さん大好き」って言葉が、
出てきたとき、
一番、Tさんの感情が溢れてきた気がしました。


もしかしたら、
「大好き」って、言えなかったことが、
本当は、何より苦しかったんじゃないでしょうか。」


Tさんは、涙を流して、
自分の感情も、私の言葉も、受け止めて、
噛みしめるように、

「お母さんに、『大好き』と、伝えられてよかったです…」
と、安らいだ表情で、伝えてくれた。

「いつも我慢して本音を言えない」

それを、つい、私たちは、
悪いこと、だめなことだと
感じてしまいがちだけれど、


でも、それを変えよう、直そうとする前に、


自分の気持ちを我慢することで、
大切な人を愛してきたあなたがいたこと。

大好きなあの人が、
困る顔を見たくなくて、
ぐっと自分の本音を飲み込んできたあなたがいたこと。

そんな我慢が、
あの日の幼いあなたにとっては、
最大の愛情表現だったこと。


それを、あなた自身が、認めてあげてほしいのです。


「よく、頑張ったね」って、
あの日のあなたに、伝えてあげてほしいのです。



もし、ひとりでは、難しいと感じてしまうなら。
そんなことに何の意味があるんだと、思ってしまうなら。
その心の奥に触れることが、すごく怖いと感じるなら。


私にお手伝いを、させてくださいね。
一緒に、あの日のあなたを、
これでもかってくらい、抱きしめに行きますから。


🌹愛野ひと🌹

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